週刊脳トレ2015/4/26号

【脳とダイエット】

キーワード:
よく、「噛んで」食べると、
脳から満腹指令が
送られやすくなる。

解説:
よく噛んで食べると、
満腹因子の一つである、
ヒスタミンが分泌され、
満腹感が得られるため、
ダイエットに効果がある。

【男性と女性の脳の違い】

キーワード:
平均すると、
男性の方が女性より脳が重い。

一方、右脳と左脳の結びつきは、
女性の方が男性より強い。

解説:
ベストセラーの本、
『話が聞けない男、地図が読めない女。』
(アラン・ピース、バーバラ・ピース共著)
が、日本でも話題になった。

男性は女性に、女性は男性に、
自分を基準にして相手に多くを求めがち。

しかし脳の観点から「相手と自分は違う」
という認識を最初から持てば、
大きな喧嘩や、すれ違いは避けられる。

【子供がキレるのはなぜ?】

キーワード:
親や先生が子供を過度に甘やかし、
悪いことは悪いと叱ることをせず、
わがまま放題を容認し続けていると、

子供は、我慢や判断を司る
大人の脳が発達しなくなってしまう。

解説:
人の脳は、生活に直接関わる部分は成長が早いが、
記憶・認識・判断を司る前頭連合野は、
長い時間をかけて20歳前後で発達する。

「大人」か「子供」かを区別する一つの基準として、
前頭連合野の成熟度合いが挙げられる。

前頭連合野の成熟は、
感情をコントロールする経験や、
よくない行動を我慢する経験、
計画を立てて行動する経験などを通して、
後天的に決まってくる。

【スキンシップは脳にも大切?】

キーワード:
スキンシップで心地よさを感じると、
脳の神経細胞は活性化する。

解説:
抱き枕で眠る。彼女と手を握る。
母親が赤ちゃんをだっこする。

スキンシップは脳の大脳辺縁系に
働きかけるので、
とても重要な行為である。

【からだで覚えたことは忘れにくい】

キーワード:
見て覚えようとするだけでなく、
手や足や身体を使って覚えてみよう。

脳の活動がフル回転するので、
長期の記憶に残りやすい。

解説:
漢字や英単語を眺めるだけでなく、
何度も書いて覚える。

教科書の重要個所にマーカーをつける。

スポーツで大事な動きを何度も繰り返す。

こうした「からだで覚える」行為は、
脳の仕組み上、理にかなっている。

 

出展は「日本能力開発協会」です。

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