週刊脳トレ2015/11/8号

【苦痛からの逃げ道】

キーワード:
気を紛らわすだけでは、
あなたの人生はより良くならない。

解説:
脳は痛みを避けて快楽を求める。

痛みを避けたり、苦痛から脱出する
手っ取り早い方法として、
「気を紛らわす活動」がある。

問題は、その気を紛らわす活動が、
あなたの人生に多大な影響を
与えてしまうということ。

例えば、飲食に走ったり、
テレビを漠然と見つ続けたり、
タバコを吸ったり・・・
友達と愚痴を言い合ったり・・・

問題は、気を紛らわす活動の多くが、
中長期的に見て、あなたの
人生をよりよくしない活動が
多いということ。

【求めよ。さらば与えられん。】

キーワード:
欲しいものを得ていなければ、
もっと明確にすること。

解説:
脳はあなたが得たいものを
自動的に探している。

しかし得たいものが明確でなければ、
脳の検索機能もなかなか働かない。

【成功には秘訣あり】

キーワード:
「成功」する秘訣は、長期的な視野に立ち、
将来の報いを得るために、
即座の快楽を後回しにする道を選ぶこと。

解説:
人生において、長期的な成功を犠牲にし、
即座の快楽を得ようとする機会は山ほどある。

例えば、
・暴飲暴食したり不健康な食生活にそまる。
・長期的な満足をもたらさない無駄な長物にお金をつぎこむ。
・気を紛らわすだけの活動に自分の時間を浪費する。
・企業が短期的利益を得るために顧客をだます。
・国が経済を成長させるため、環境問題を引き起こす。

脳はこういった短期的な快楽を
得ようとしがちだが、そのツケはいつか回ってくる。

【教育の悲劇】

キーワード:
悲劇的なことに、ほとんどの人は、
18歳もしくは22歳で学習が止まっている。

解説:
現代、義務教育の過程を通して、
「勉強」とはめんどくさい作業。
「教育」は義務、仕事ととらえられ、
多くの人は、「学ぶ」ことに多大な
痛みを連想してしまっている。

「子供の輝かしいい知性と、
大人の衰弱しきった思考能力の間に、
なんと悲劇的なギャップがあることだろう!」
by フロイト

【リーダーとは学習する人である】

キーワード:
変化の激しいこの現代、
少なくとも4年ごとに、
ゼロから再教育し続ける必要がある。

解説:
誰もが知っている通り、
18歳~22歳まで学校に通って
教育を受け、引退までその知識に
頼る考え方は、もはや時代遅れ。

想像してみよう。

今、60歳~65歳で引退する人は、
大学卒業時、何があっただろう?

その当時、
人類は月面を踏んでおらず、
パソコン、カラーテレビ、DVD、
インターネット、ビデオゲーム、
携帯電話、メールもない時代だった。

 

出展は「日本能力開発協会」です。

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