腰痛とは
腰痛とは、病名ではありません。
腰に痛みのある状態の症状のことです。
腰痛が起きる原因はたくさんあります。
検査によって原因がわかると、原因になった病名が付き、原因がはっきりしないときは、腰痛症という病名になります。
腰痛の原因は3つあります
- 筋肉の硬直
肩や腰に負担がかかると、筋肉に疲労物質がたまります。
すると筋肉が固くなり、コリやだるさを感じるようになります。
- 血行障害
筋肉が固くなると、血管が圧迫されて血行が悪くなります。
血行が悪くなると、疲労物質が取り除かれなくなり、ますます筋肉が硬直します。
また血液の循環が悪いために冷えも伴います。
- 末梢神経の障害
硬くなった筋肉は、さらに末梢神経も圧迫します。
「痛い」・「しびれる」といった刺激を末梢神経が伝えていますので、腰の末梢神経が圧迫されたり、傷ついたりして刺激を受けると、腰に痛みやしびれを感じるのです。
では腰痛にとって悪いことは何でしょうか?
- 長時間座り続けるなど、同じ姿勢でいること (乗り物での移動や運転、デスクワークなど)
- 筋力が低下した状態で重いものを持つ (子供を抱く事、特にお孫さんの場合は注意が必要)
- 柔軟性が低下した状態で急な動きをすること (特に股関節の硬い方)
- 高齢者の無理な運動や作業
- 暴飲・暴食(特に夜間や寝る前)
- 冷えた食事や冷えた飲み物
- お腹や腰、脚を冷やす服装
- 足に合っていない靴
- 身体に合わない椅子や机
- 柔らかすぎる寝具
- 喫煙
- 過度なストレス
- 太りすぎ
腰痛にとって良いこともあります
- 適度な運動 (大股でのウォーキング・水中ウォーキング・ヨガやストレッチなどのゆっくりした動きの運動など)
無理な運動をすると、より腰痛が悪化することもあるので、現在の体力や体の状態を考慮して、運動を選択してくださいね。
もちろん、ストレス発散という意味で楽しめる事も大事です。
また、動いて痛みのある場合は無理をせず、痛みが緩和してから運動するようにしてください。
- 夕食を軽くすること、寝る直前には食事をしないこと
- 温かい食事や飲み物
- ストレスを発散させる趣味や楽しみを持つ事
- 適度な弾力や硬さのある寝具
- 腰・下半身・お腹を冷やさない服装
- 身長や体型に合った椅子、机、靴
- 禁煙
女性に腰痛が多い原因
腰痛は日本人がもっとも多くかかる症状で、とくに最近では女性に多くなってきています。
20歳前の体が出来上がっていない段階から、高いヒールの靴を履くことが多くなったことなどが原因でO脚が増えて、最近ではミニスカートの流行でOX脚が急増しています。
様々な悪影響も!
OX脚は非常に怖い症状で、足が太くなる、骨盤が開く、便秘になる、腰痛、肩こり、頭痛、生理痛など様々な悪影響を及ぼします。
どんどん足が太くなり、取り返しのつかないゾウ足に変身してしまう怖い症状です。
肩こりはありませんか?
人間は一か所の痛みが一番痛い痛みを感じるようにできているので、肩こりで腰痛になっているときは相当症状が悪化しています。
その場合は、早急に生活環境の見直しをして改善が必要であると思われます。
歩き方、寝方、お風呂の入り方、食べ方などを見直してください。
まずは、正しく骨盤を動かす正しい歩き方を身につけることが大事です。
さらに、きちんとした正しい寝方の知識を身につけましょう。
早めの改善を!
皆さんはどうですか?OX脚になっていませんか?
下半身太りのあなた、足が太くなってきているあなた、O脚のあなた、膝はつくけどふくらはぎと太ももに隙間ができるあなた、OX脚です!早く改善しましょう!!
温シップと冷シップの使い方
温シップは慢性的な腰痛に、冷シップは急性的な腰痛に使います。
温めた方がいいか、冷やした方がいいかは、腰痛の種類と症状によって異なります。
慢性の場合は温める、急性で炎症のある場合は冷やすと覚えてください。
急性の腰痛は、一般的には冷やす方法が主になります。
テニスやゴルフなどの激しい運動をして腰を痛めた場合も、冷やした方がいいことが多いものです。
慢性腰痛は、ほとんどの場合温めます。
腰に炎症が起きていることが明らかな場合は、炎症が落ち着くまで冷やし、落ち着いたら温めます。
温める方法
- 温シップ
- 蒸しタオル
- ホットパック
- インスタントカイロ
- ドライヤー(タオルをあてた上から)
冷やす方法
- 冷シップ
- 氷
- アイスパック
腰痛体操
腰痛に効果的な体操を次のサイトで紹介しています。