週刊脳トレ2016/2/7号

【不毛な勝利】

キーワード:
議論に勝つ最前の方法は、
議論を避けること。

解説:
議論に勝つことは不可能である。

もし負ければ負けだし、
たとえ勝っても、
やはり負けているのだ。

なぜなら、仮に相手を徹底的に
やっつけたとしても、自分は
気をよくするかもしれないが、

相手は劣等感を持ち、
自尊心を傷つけられ、
憤慨することだろう。

そして、結果として、
議論に負けても、
その人の意見は変わらないのだ。

【絶対にやってはいけない記憶法】

キーワード:
苦しみを伴うような記憶は
やっても無駄である。

解説:
脳は面白くないと
うまく働かない。

つまらない→覚えられない
→頭が働かない→ますます面白くない
という悪循環になってしまう。

記憶、暗記、暗唱のポイントは、
楽しみながら行うこと。

【なぜ人はムキになるのか?】

キーワード:
人を説得したければ、
人の誤りを指摘せず、
相手に気づかれずにやるべし。

解説:
他人の考えを変えさせることは、
非常に大変な仕事である。

そもそもなんのために相手の
間違いを指摘するのだろう?

相手の同意を得るためだろうか?

ところが、相手の意見は変わらない。

なぜなら相手が傷つけられたのは、
論理ではなく、感情なのだから。

考えを変えようなどと、
思うわけがない。

【人が寛大になる方法】

キーワード:
自分に誤りがあるときは、
相手が言う前に、
自分で自分の非を認めると、
相手は寛大になる。

解説:
自分が悪いと知ったら、
相手に指摘される前に、
自分自身で認めるべし。

相手が指摘するより先に、
自分で言ってしまえば、
相手は何も言う事が
なくなってしまうのだ。

【人の脳に恨みを刻みこむ方法】

キーワード:
死ぬまで他人に恨まれたい人は、
人を辛辣に批判してさえいればよい。

解説:
人づきあいをする際は、
相手を論理の動物だと
思ってはならない。

相手は感情の動物であり、
しかも偏見に満ち、
自尊心と虚栄心によって
行動するということを
心えておかねばならない。

 

出展は「日本能力開発協会」です。

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