週刊脳トレ2015/6/21号

【頑固は脳も固くする】

キーワード:
「一度決めたら、他人がなんと言おうと
自分の意見は絶対に曲げない」

こんな人は、「意思が強くこだわりがある」長所を持つ。
一方で、いったん正しいと思い込むと、
脳が思考停止に陥る短所があることも覚えておこう。

解説:
人間の脳が持つ「物事を統一し一貫させよう」
とするクセは非常に強固である。

そのため、柔軟な思考するには、時に、
「自分を疑う」視点を持つことが重要になる。

【反論されて頭にくるのは脳の悪いクセ】

キーワード:
自分と異なる意見を聞いたからといって、
自分が否定されている訳ではない。

さまざまな意見を交換し合うことで、
良いアイデアが生まれてくるし、
自分の視点も広がっていく。

解説:
脳が持つ「自分の考えを統一し一貫させよう」
という特性が強くなると、他人の意見を
素直に聞く事が難しくなる。

「脳は間違いを犯す」ことを理解し、
広い心で、いろんな意見に耳を傾けよう。

とりわけ、人の上に立つ経営者や上司、
指導者、管理職の立場の人は要注意。

【苦しみながらだと覚えられない】

キーワード:
「これを覚えたら・・・ 自分にとって嬉しい。
プラスになる。幸せだ。楽しい」

こういったプラスの感情が、
物事を記憶するために、まず真っ先に重要になる。

解説:
記憶は、自分の感情の強さによって変わってくる。

それも、強烈な想いとプラスの感情によって、
脳の記憶を司る神経が活発になり、
強く記憶に残るようになる。

【本当に「記憶力が悪い」のか?】

キーワード:
好きなこと、感動したこと、主体的に取り組んだこと、
心を込めて情熱をもっていることは、記憶に深く残せる。

一方、「我慢」して記憶しようとしても、
どんなに頑張っても、脳が持つ記憶力は
フルに発揮されない。

解説:
「おもしろくない」「嫌いだ」「仕方なくやっている」
状態では、記憶するのは難しい。

「記憶力が悪い」という方は、脳の仕組みに立ち戻ろう。

興味を持ち、好きになり、
面白いと思って取り組んでいますか?

【人を覚える簡単な方法とは?】

キーワード:
その人を覚えたい時は、
まずは、その人に純粋に興味・関心を持つこと。

そして、「どんな人か」「どんな仕事をしているか」
「どんな服装をしているか」「どんな話をしたか」
いろんな角度から情報を得て、
イメージをふくらませることがポイント。

解説:
脳は、複数の情報が入ることによって、
より活性化する。

その人の「名前」だけ覚えようと思わない事。

その人の多くの印象を通してイメージを重ねていけば、
自然と名前も覚えられる。

 

出展は「日本能力開発協会」です。

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