【頑固は脳も固くする】
キーワード:
「一度決めたら、他人がなんと言おうと
自分の意見は絶対に曲げない」
こんな人は、「意思が強くこだわりがある」長所を持つ。
一方で、いったん正しいと思い込むと、
脳が思考停止に陥る短所があることも覚えておこう。
解説:
人間の脳が持つ「物事を統一し一貫させよう」
とするクセは非常に強固である。
そのため、柔軟な思考するには、時に、
「自分を疑う」視点を持つことが重要になる。
【反論されて頭にくるのは脳の悪いクセ】
キーワード:
自分と異なる意見を聞いたからといって、
自分が否定されている訳ではない。
さまざまな意見を交換し合うことで、
良いアイデアが生まれてくるし、
自分の視点も広がっていく。
解説:
脳が持つ「自分の考えを統一し一貫させよう」
という特性が強くなると、他人の意見を
素直に聞く事が難しくなる。
「脳は間違いを犯す」ことを理解し、
広い心で、いろんな意見に耳を傾けよう。
とりわけ、人の上に立つ経営者や上司、
指導者、管理職の立場の人は要注意。
【苦しみながらだと覚えられない】
キーワード:
「これを覚えたら・・・ 自分にとって嬉しい。
プラスになる。幸せだ。楽しい」
こういったプラスの感情が、
物事を記憶するために、まず真っ先に重要になる。
解説:
記憶は、自分の感情の強さによって変わってくる。
それも、強烈な想いとプラスの感情によって、
脳の記憶を司る神経が活発になり、
強く記憶に残るようになる。
【本当に「記憶力が悪い」のか?】
キーワード:
好きなこと、感動したこと、主体的に取り組んだこと、
心を込めて情熱をもっていることは、記憶に深く残せる。
一方、「我慢」して記憶しようとしても、
どんなに頑張っても、脳が持つ記憶力は
フルに発揮されない。
解説:
「おもしろくない」「嫌いだ」「仕方なくやっている」
状態では、記憶するのは難しい。
「記憶力が悪い」という方は、脳の仕組みに立ち戻ろう。
興味を持ち、好きになり、
面白いと思って取り組んでいますか?
【人を覚える簡単な方法とは?】
キーワード:
その人を覚えたい時は、
まずは、その人に純粋に興味・関心を持つこと。
そして、「どんな人か」「どんな仕事をしているか」
「どんな服装をしているか」「どんな話をしたか」
いろんな角度から情報を得て、
イメージをふくらませることがポイント。
解説:
脳は、複数の情報が入ることによって、
より活性化する。
その人の「名前」だけ覚えようと思わない事。
その人の多くの印象を通してイメージを重ねていけば、
自然と名前も覚えられる。
出展は「日本能力開発協会」です。